施工詳細❶(外壁クラック補修)
塗装前の適切な補修が防水性能を左右します
全体的に広い範囲で塗膜では埋まりきらないひび割れが目立ってました。ALCは建材自体には防水性がないため、ひび割れがあればそこからスポンジのように水を吸ってしまいます。プライマーを塗布して、シーリングとの密着を良くしてから補修をおこないます。
施工詳細❷(外壁下塗り)
ALCの塗料選びは慎重に
ALC自体に防水性はないため、現場での塗装によって防水機能を持たせています。ALCは蓄熱性の高い外壁材のため、透湿性の悪い弾性塗料を使用すると外と中の温度差により塗膜の膨張や剥がれが生じてしまう恐れがあります。傷みが酷い状態ならなおさらです。今回は浸透性・付着性に優れている微弾性塗料を使用しました。
施工詳細❸(外壁上塗り)
ALC外壁の美観性について
上塗り塗料は、下塗り塗料や下地を紫外線、風雨、カビや藻等から守る効果をもたらします。ALC外壁の仕上がりや今後の美観の保持もこの上塗り作業で決まるので、とても重要な作業と言えます。特にALC は塗装で防水しているため、塗り忘れや色透け・塗料ダレ等ないよう慎重な塗装が必要になります。