施工詳細❶(シール打替え)
打替ることにより、外壁の目地の隙間をしっかり埋めて、耐久性はもちろんのこと防水性や柔軟性を確保できるため
コーキングは、単に外壁材の目地を埋めるために使用する物と思われがちですが、外壁材のズレを吸収するという大切な役割も担っています。外壁材は、日光・風雨・地震などによって、微妙に収縮したり、ズレたりすることがあります。このズレを、伸縮性のあるコーキングが吸収し微調整しています。肉やせ・剥離したコーキングをそのままにしていると、隙間から雨水などが侵入していきます。雨漏りが原因で、建物の内部が腐食したり、シロアリが発生したりといった大きなトラブルに結びついてしまう前にコーキングの補修を行うことが重要です。
施工詳細❷(シール増し打ち)
防水シートを誤って傷つけないため
窓廻りや入り隅、軒天井やサイディングの取り合いなどは目地部分に比べると動きが少ないので劣化が少ないのと中に金属製のハットジョイナーが入っていないため古いコーキングを切るためにカッターを入れると中の防水シートまで傷つける可能性があります。コーキング材の厚みが十分に確保できる場合に限り増し打ちで対応可能です。
施工詳細❸(外壁中・上塗り)
1回目の色付けだけでは、どんなに腕の良い職人さんでも色むらが発生します。それは腕が悪いのではなく、塗料の性質上、色むらが発生します。そのため、下塗りに加えて色付けは必ず2回工程が必要です
塗料にはそれぞれ1回の塗布量が決まっているので塗料は厚く塗ればいいというものではありません。したがって、塗膜を適切な厚みとするためには、色付け工程は中塗り上塗りの最低2回の工程が必要ということになります。悪徳な業者で塗装工程を省き「1回の塗布量を増やして塗布しているので何の問題もない」なんて言う業者も居るようですが、分厚く塗ることで適切な塗膜とならず、気泡やフクレなどの不具合が発生することもありますので、規定以上の量では塗りません。